喪主として初めての葬儀は不安でいっぱい

先日、母が入院先の病院で亡くなりました。
知らせを受けて、私が病院に到着したのは午前4時ごろです。
病室で母と対面したときは、あまりに衝撃が大きすぎて、頭が真っ白になってしまいました。

しかし病院の方からは、早めの引取りをお願いされます。
私はまだ動揺したままでしたが、急いで葬儀会社へ連絡する必要がありました。

私がよく知っている葬儀会社などはありません。
スマホを使って連絡先を検索し、やっと電話をかけてみても、早朝ということも関係しているのか、つながらないことが2回続きました。

そして3件目に電話を入れた葬儀会社とようやく話すことができ、母の引き取りをお願いすることができたのです。

葬儀会社の方が来るまでの間、私は病院の霊安室でじっと待っていました。
同時に、葬儀自体に対する不安も感じ始めていました。

もちろんこれまでも葬儀には出席したことがありますが、喪主として葬儀を迎えるのは初めての経験です。
生前の母の意思もあり、通夜を省略した上で、親しい知人だけを呼ぶ葬儀にするつもりでした。
しかし、お願いした葬儀会社で実際にそれが可能なのか、費用はどれくらいになるのかなど、わからないことが多すぎたのです。

そんな不安の中、葬儀会社の方が到着し、母と私は葬儀場に移動しました。
葬儀場に到着後、母の生前の意思を葬儀会社の方に伝えます。
すると、もちろんその形態での葬儀も可能ですという言葉をもらい、私は何とかひと息つくことができたのです。

そして母の葬儀を無事に終えた今、私は思うことがあります。
親族が生きている段階で、あまりにも細かく葬儀の段取りを決めておくことは、人によっては抵抗があるかもしれません。
しかし、そのときは突然訪れるものです。
もしもみなさんが葬儀に関わるときは、決して慌てなくてもよいように、しっかりと段取りを決めておかれることをおすすめします。